お彼岸
2024年(令和6年)のお彼岸は、
【9月19日(木)から9月25日(水)】までの7日間です。
- 9月19日(木)…秋彼岸入り(初日)
- 9月22日(日・祝)…中日(秋分の日)
- 9月25日(水)…秋彼岸明け(最終日)
日本独特の行事 お彼岸とは?
「彼岸」の読み方は「ひがん」です
元々「彼岸」という言葉の語源は
サンスクリット語の「paramita(パーラミタ)」で
日本においては音写語で
「波羅蜜多(はらみた)」と表記されました。
「波羅蜜多」の漢訳は
「至彼岸(とうひがん)=彼岸に至る」になることから
「彼岸」は「悟りの世界(お浄土の世界)へと辿り着く」
という意味になるのです

これは「彼岸花(ひがんばな)」
「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」とも言います
今の時期に咲く花です
お墓の近くに咲くことが多いので
あまり縁起がいいお花とは言えません
茎に毒性があるので
関西の方では「手くさり」といって
触ってはいけない花でした

こんなにきれいなのに・・・・・
日本の仏教では
「此岸(しがん)」と「彼岸(ひがん)」という概念があります。
- 此岸(しがん)…こちら岸 欲や煩悩にまみれた世界(この世)
- 彼岸(ひがん)…向こう岸 仏の住むお浄土の世界(あの世)
※この此岸と彼岸の間に流れる川のことを
「三途の川(さんずのかわ)」と呼びます

「お彼岸」という行事は
日本古来からある「日願(ひがん)」信仰と
仏教伝来後に生まれた「彼岸」という考えが
結びついたことで生まれたということです

赤だけでなく白や黄色い彼岸花も
お彼岸とは
ご先祖様への供養を行いつつ
自分自身を見つめなおす時期
なのでしょうね